オーストラリア遠征機材と岩本彗星
3月1日金曜の夜、4月初めの西オーストラリア ワディ遠征に向けての機材確認のため、面の木に行きました。
金曜でしたので、19時過ぎに到着時にはすでに、10数人の方が、撮影準備をされていました。私もすぐに準備に取り掛かりました。
今回のテストは、機材の確認です。以前から使用しているものP-2赤道儀とFL55SSセットですが、K-ASTECさんのバンドを使用すると、ファインダーが使用できないので不便を感じていました。今回の遠征では、ポールマスターを電子ファインダーとして使用する事にしました。天ガの三本松さんの記事をみて導入しました。ただ、少しでも重量を減らしたいので、微動装置は外し自由雲台のみとしました。実際に使用してみると、主鏡筒とポールマスターの光軸を合わすのに微動装置がないと難しく、正確に光軸は合わせられません。現地では、適当に合わせて、使用しましたが、2,3度使用すれば、オーストラリア遠征でも使用できそうです。自宅に帰ってから、自由雲台だけでできるだけ正確にFL55SSと光軸を合わせ、オーストラリア遠征まで自由雲台は動かさずに対象の導入練習するつもりです。
あと、前回のオーストラリア遠征では、6泊中1.5泊しか晴れなかったので、300mm望遠とApoゾナしか撮影できず、広角カメラレンズは三脚の固定撮影のみでした。今回は、P-2の他、ポータブル赤道儀としてスカイメモRと思いましたが、重量大きさの点からポラリエを導入し持っていきます。ポラリエにD810A+シグマ20mmをのせる予定です。約2kg近くあり本来はドイツ式にする必要がありますが、できるだけ荷物を減らすため、ポラリエの回転する雲台にコスモ工房さんに作っていただいたL型プレートを載せてその上に自由雲台を付けて撮影します。いろいろ試しましたが、これが一番私の用法には良さそうです。
この2機種を実際に使って撮影し最終テストとしました。
結果としては、星像の流れはなく、電子ファインダーも使用が確認でき、安心して持って行けそうです。ただ、M-GENの調子が少しおかしく、焦りました。原因は、今まではガイド星の明るさをあまり考えず、に最初に自動選択された星を何とはなしに使っていた事が問題のようです。明るさを300~400程度の星を選択するとうまくいきました。本当に初歩的なことを今まで見逃していたという事ですね。最悪、P-2に237mmのレンズですからノータッチでも問題ないと思います。ワディでおかしくなった時はノータッチでやります。
テスト対象としては、ちょうど、御者座の華やかな星雲星団に囲まれている岩本彗星を撮影しました。
御者座の星雲星団に囲まれる岩本彗星
2019/3/1 21:35~150秒×8枚=20分露光
FL55SSフラットナー+レデュサー 237mmF4.3
EOS6D (seo-sp4) ISO1600
P-2(K-ASTEC改造2軸駆動) M-GEN(75mm)
面の木駐車場
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